Regional Scrum Gathering Everywhere

初めてのRegional Scrum Gathering Dhakaが無事終わったところで、一年ぶりのブログを書いてます。一日目のキーノートと、二日目のOSTを担当しました。

#で、辛いものでお腹を壊したので、打ち上げパーティに行き損ねたホテルで書いてます。残念。

# 毎年参加してた Agile Vietnam は、日程かぶりで今年は不参加です。またね。

 

Dhakaに来るのは初めてだったのですが、ギャザリングだとあんまり初めてな気がしないんですよね。いろんなところからいつもの面子が集まって、情報交換が出来るので。近況を交換しているうちに、レストランの値段が違うことで場所の違いに気づきます。

 

ちなみにこちらの通貨1タカ=1.3円くらいなので、日本人は価格を掴みやすいです。まあ、ホテル以外は価格表などなく基本交渉なので、思った様には行きません。日本への主要な輸出品のひとつがエビで、ここのエビは美味しいです。

 

ちなみにホテルのミニバーのビール(350ml)は、1,200タカします。高!

 

今年参加した Gathering は、これだけでした。

 

Regional Scrum Gathering Tokyo

Regional Scrum Gathering Beijing

Regional Scrum Gathering Nepal

Global Scrum Gathering Vienna

Regional Scrum Gathering Dhaka

 

アジア圏を中心に色々お邪魔していますが、決して地域として平穏な場所ばかりではありません。隣国や地域間での紛争を抱えた場所もあります。今回はビザが発給されず、参加できなかったスピーカーもいました。

 

それでも、いったんギャザリングに参加すれば、そんなバックグラウンドは関係なく、色々な議論が進みます。国や地域の状況が様々でも、課題は驚くほど似ていたりします。そうなると、特に母国語が何で、どこ出身とは関係なく議論が進みます。基本英語で喋りますが、決して英語が第一言語ではないので、色々と確かめながらゆっくり議論が進みます。

 

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AtRSGDhaka2019

そこで話したある参加者のコメントがすごく良かったのですよね。

 

“Dealing misunderstand of people is our job.”

「人々の間の誤解を扱うのがソフトウェアエンジニアの仕事だから」

 

色々な誤解が積み重なった要件を使える人工物に作り上げる仕事は、どう人々の誤解を解いていくかという仕事とも言えますね。

 

色々なバックグラウンドで、色々な誤解を解く訓練を受けた人が集まれる Gatheirng は、結構本当に、Transforming the way of work. しているかもしれないと言う気分になります。

 

明日、出国しますが、帰国前にプノンペンに寄って帰ります。来年はプノンペンでも何か集まりができればなと思っています。

 

さて、次のRegional Gathering は Tokyo です。

皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

 

Bye bye, Dhaka. See you next time.

 

原田騎郎

 

P.S.来年は、Johannesburgに来ない?と言われてたり。流石に遠いなぁ。

 

Thanks note to Mike Beedle

MikeBeedleEatingAnpan

Mike Beedle eating Kimuraya's anpan

RSGTアドベントカレンダー2018の7日目のエントリーです。

いや、この写真をシェアしたかっただけなんですよ。

 

2014年1月13日に銀座の木村屋の前の歩行者天国で。RSGT2014開催の前日ですね。

翌日、Mike は「エンタープライズスクラム: 企業活動にスクラムを」というキーノートを届けてくれました。

今年になって、いかに企業・組織をアジャイルにするか?というのがアジャイル界隈でのメインの話題となりつつありますが、だいぶ先取りしていた感じがします。

私がスクラムに触れたのは2003年で、実際にプロジェクトに取り入れてみたのは、2004年でした。その当時に普通に入手可能だった唯一のスクラム本はこれでした。

プロジェクトは必ずしも成功とは言い難いものでしたが、その時のドタバタ加減を話したら、Mikeの最初のScrumプロジェクト苦労ぶりも話してくれました。2011年、ソルトレークアジャイルカンファレンスのホテルの玄関の外で、真夜中まで話し込んでいたのがいい思い出です。

その後、ScrumPLoPでご一緒させてもらったり、CSMを共催したり、Enterprise Scrum 本のレビューをさせてもらったり、色々と教えてもらってばっかりでした。

Enterprise Scrumの本も佳境で、完成したら、また日本でCSMをやろうと話をしていたのですが、残念ながら今年の三月帰らぬ人となってしまいました。

日本のScrumの実践、RSGTがどう進んだかを見せたかったなあと思います。

今、羽田空港の国際線待合でこれを書いています。今年最後の Regional Scrum Gathering、そしてネパールにとっては最初の Regional Scrum Gathering に向かいます。

Mike, your work has changed my life and the world.

R.I.P.

https://www.gofundme.com/mikebeedlesupport

 

さきほど退院してきました。

ちょっと長期にわたり入院しておりました。

まだ療養中ですが、ぼちぼち復帰できればと考えています。

 

こんなこともあるえるんだと、参考になればと思い、備忘として記録しておこうかと思います。

 

まあ、いつもと違う症状があったら、病院で相談しましょう。今回の主治医の先生から、

「発症が救急病棟の中でよかった。あれが外だったら、どうなってたかわからん」

と言われましたし。大事になる前に、手助けを得やすい場所にいるのは、本当に大事です。

 

 

6/21

 シンガポール出張から夜行便で帰国。特に体調に問題は無し。

 

6/22 

 発熱、頭痛、倦怠感を感じる。内科外来に通院、維持液の点滴と一般的な抗生物質の投与開始。

 

6/23

 発熱、頭痛、収まらず、悪化。再び通院するも、点滴のみの処置。抗生物質の効果は見られない。

 

6/24

 早朝。倦怠感がさらに悪化し、救急に連絡の上、救急病棟に入る。午前五時ごろ。

 

 午前7時ごろ、言語障害。言われていることはわかるものの、答えられなくなる。

 CT検査の結果異常なし。MRI検査の結果異常なし。

 腰椎穿刺による髄膜検査の結果、細胞数異常。髄膜炎を疑い、抗生物質の治療開始

 

 このへんから、本人の記憶はあいまい。ICUに放り込まれる。両親呼ばれたらしい。

「性格変わるかもしれません」と言われたらしい。

 

 右半身失認など。

 

6/25

  ほぼ記憶がない。

  父親が来て、なんかしゃべったっぽい。

  言語療法士の人に、文字を書いてと言われて、かけない。

  右手が右手である感覚がない。右手を動かすことはできるが、それが右手である感覚がない。

  点滴の留置針の固定がだんだん強固になっていく(本人が引っこ抜きまくってたらしい)

  ICUの看護師さんによれば、引っこ抜いたのはそれだけじゃないそうな。ごめんなさい。

 

6/26

  昼くらいに意識が戻る。

  質問に回答できるようになる。文字がゆっくりだが読み書きできるようになる。

  とろみつきの流動食に文句を言うようになる(自分がどんな状態だったか認識してない)。

 

  夕方に、無理言ってiPhoneを持ってきてもらい、翌日やるはずだったワークショップの代理を

  無茶無茶なお願いをする。どうも、ありがとうございました。

 

6/27

  ほぼ急性の症状は消失する。

  原因菌を同定し、細菌性髄膜炎で確定。

 

6/29

  一般病棟(HCU)に移る

 

7/1

  髄液検査2回目。

  結果は改善しているが、抗生物質を継続

  このあたりは、ちょっと調子が良く、コーヒーを飲めるくらい回復。

 

7/2-

  ちょっと頭痛と微熱が続く。

 

7/8

  髄液検査3回目。

  結果が悪化。抗生物質を変更。血液検査で免疫機能の低下が確認。

 

7/9

  頭痛が継続、40℃近い高熱が出るようになる。

 

7/15

  髄液検査4回目。

  頭痛の高熱は続く。維持液の点滴が復活。

 

7/17

  薬剤性腸炎の発症を確認。抗生物質を止められないため、新たな抗生物質を追加。

 

7/21

  髄膜炎用の抗生物質の投与を完了。

 

7/22

  髄液検査5回目。ほぼ正常範囲。

 

7/24

  この日以降、あまり高熱が出ないようになる。

 

7/27

  血液検査の結果、炎症の状態、免疫の状態ともにほぼ正常値。

  微熱のみになる

 

7/29

   髄液検査なし。

 

7/31

  血液検査正常値。

 

8/3

  退院

 

8/6

  暑すぎて、外に出られない(←いまここ)

 

 

今回かかった病気は、感染性髄膜炎という、脳の近くで感染症を起こす病気です。今回は、脳炎も発症したので中枢神経に関わる症状が起こったわけですね。

 

脳の近くの感染症なので、通常の量の抗生物質を投与しても十分な量が届かないため、通常よりはるかに大量の強力な抗生物質を投与します。耐性菌を発生させてしまうと大変なため、期間も長めになります。

 

そうすると体内の細菌バランスは大きく崩れ、普段では悪さをしない細菌が感染症を引き起こすことになります。こっちは、高熱が出て体力を奪うので、どっちのバランスもとりつつ治療を続けなければならない、というのが、入院が長引いた理由ですね。なにごとも予定通りにはいかないもんです。

 

 入院中は、主治医、看護師のみなさんをはじめとする病院のみなさま、クライアント、コミュニティのみなさま、そして家族に、大変お世話になりました。もうちょい、戻るには時間がかかりますが、引き続きよろしくお願いいたします。

 

P.S.

「原田さんと、こんなに普通にしゃべれるようになるなんて、最初は思わなかったですもん」という理学療法士さんの言葉になにげにびびっています。もうちょい体に気を付けましょう。

 

P.S.2

入院の結果として、いくつかの登壇予定をすっぽかしてしまいました。大変ごめんなさい。可能であれば、次回埋め合わせできればと思っております。

 

 

 

MPP(Majide Perapera Project)でしゃべってきました

牛尾さんとgaoryuさんにアレンジいただいて、こんなイベントでしゃべってきました。参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

 

英語学習勉強会「英語の達人に聞く」「私と子供が英語をしゃべれるようになった訳(原田騎郎氏)」 | Facebook

 

まあ、イベントないの私の説明は話1/4くらいで聞いて頂くとして。

 

案内では全く説明していませんでしたが、当日は、ほとんど日本語をしゃべらず、ほぼ英語だけで、プレゼンも質疑応答もやりました。

 

MPP 自体は、英語をぺらぺらにしゃべれるようになりたい、という勉強会をやっているコミュニティですが、これまでの会はあんまりしゃべっていないような気がしたので、ちょっとやってみようかと。

 

まったくついていけてなくてもつまらないので、適宜、「日本語に切り替えますか?」という質問を一応は(英語でw)していたのですが、手があがらなかったので、英語のままで。

 

初めて英語をしゃべってみようという場合、実は日本語で考える脳みそと英語で考える脳みそを同時に使おうとしてしまいます。そうすると、英語でひっかかっても、日本語でひっかかっても、言葉がでてこなくなってしまいまし、ものすごく効率が悪いです。ちょっと時間をかけて日本語の処理をちょっとお休みして、ちょっと羞恥心を克服すると、英語が出てきやすくなります。

 

ほぼ1時間英語だけの環境だったので、結構、英語脳になれてきて、あとからはわりとしゃべれるようになってたんじゃないでしょうか?

 

前半で、英語のプレゼンを聞いてみる練習用に使ったスライドがこちら。改善の話ですが、きっと言葉の学習などにも役に立つのではないかと。

#改訂、改善を続けたいので、ぜひフィードバックをください。

後半の私と自分の子供が、どうやって英語を勉強したかのスライドは、割愛します。ご興味のある方は、またどこかでお話ししましょう。
 
プレゼン後に英単語を増やすのにおすすめした辞書がこちら。
日本語がなくて絵に英語が詳しくついているので、日本語を経由せずに英単語や用例を覚えられます。日本語対訳付きもありますが、Monolingual版がおすすめです。
Oxford Picture Dictionary: Monolingual

Oxford Picture Dictionary: Monolingual

 

 

あと実地の勉強法としておすすめしたのがネーティブじゃない英語スピーカーが集まるアジアのカンファレンスへの参加でした。Agile Tour Vietnam / Agile Tour Singapore で、今年は一段落してしまったので、またおすすめのものがあったらお知らせしますね。

私自身は、来週はこれに参加してきます。三日間、すごくめんどくさい議論が続きそうで、非常に楽しみです。


Find Upcoming Scrum Events and Connect with the Scrum Community - Scrum Alliance

 
でも、参加者に英語耳の松澤先生がいらっしゃったのには、びっくりしました。最後にちょっとお話いただいたのですが、頭の中にフリーザの絵が浮かんでました ;) 慢心せずに、練習を続けることにしましょう。
 
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
ご遠慮なく、ご意見、ご質問などをいただければと思います。
 
 
 

子供の習い事を長続きさせるには?

という質問を、Agile Singapore の参加中に若い友人達からもらいました。

ううむ、すっかりおっさんになったものだ。

 

# Agile Singapore 2014の参加レポはまだか?というツッコミは、ちょいお待ちを。

 

というわけで、以下に答えた内容を:

  • 子供に習い事をやらせても、だいたい長続きしない。ROI低い。
  • で、結構投資して投げ出されると親のほうがいらいらする。よくない。
  • というわけで、習い事をさせるのはやめる。
  • 浮いたお金で、自分が習い事にいく。自分がやりたいやつ。子供ができるやつだとなおよい。
  • 子供の目の前で練習する。へたくそなうちの練習は楽しい。
  • 楽しそうに練習してると、子供の方がちょっかいを出してくる。
  • そのうち自分もやりたいと言い出すので、自分でちょっと教えてみる。
  • 面白がり出すと、自分でもっと習いたいと言い始める。
  • ちゃんと親を説得できたら習わせてもいいかな。
  • おめでとう。半年もしないうちに、子供はあなたより上手になる。教えてもらえ。

という、仕組みでうちはまわっております。

 

最近は、子供も大きくなってきて、「そんなに簡単には釣られないよー」とツッコまれるので、この方法はもう通じません。でも、もうだいぶ釣れたので、もういいや。

 

というわけで、なにか面白い習い事があったら教えてください。

 

Agile Tour Vietnam (HCMC and Hanoi)に行ってきました。

行ってきました。

30度超えの街から、最低気温が4度とかに帰ってきたので、すっかり風邪気味です。

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Agile Tour Vietnam は、今年で三年目の参加ですが、ホーチミンの開催は参加者が300人を超え、すっかり大きなイベントになりました。大きくなるにつれ参加者の層も広くなって、街の活気と同じく、参加者にも活気があって楽しいです。

 

Agile Tour Vietnam では、Kaizen Basics というワークショップと、TPS, Lean and Kaizen というトークをやってきました。トークのほうのスライドはこちら。最後のコミュニティの写真は、Agile Tour Hanoi 2013 のオーガナイザー、ボランティアの皆さんです。

人と集まって仕事をするやり方が変わってきたのを、本当にざっくりと捕まえてみようという趣旨です。Power to the Edge の話は入れませんでしたが、これからの働き方の形も、だいぶ方向が見えてきたんじゃないかと思っています。
 
Kaizen Basics のほうは、ワークショップなので、スライドはありません。考えてみるのとやってみるのは違う、改善するには止まって考える時間が必要、というのを体感するワークショップでした。

 

毎年、訪れるたびに街の様子も、カンファレンスの様子も変わっていきます。次回が楽しみです。 

 
 
 

Agile Tour Vietnam (HCMC and Hanoi) と Agile Singapore 2014 に行ってきます。

例によって、直前になっちゃいましたが、Agile Tour Vietnam 2014Agile Singapore 2014 に参加します。

Agile Tour Vietnam では、"TPS, Lean and Agile - Brief History and Future" という題で、製造業も含めた形でソフトウェア開発プロセスがどう進んできたかというお話と、Kaizen Basics という改善についての基本的な考え方を練習してみるワークショップを実施します。

Agile Singapore 2014 では、"All Written Lean Practices are Wrong." といういささか挑戦的な題名で、リーンのプラクティスのワークショップをやります。ソルトレークAgile Rootsでやったものと基本は同じものですが、前回はPoppendieck夫妻に来ていただいて、「なにこの罰ゲーム?」状態でした。読んでみる・聞いてみると実際にやってみるとの間に、どんな差があるか体験できる形になっているといいなぁと思っています。

というわけで、直前ですが、ぜひご参加ください。また、現地にいらっしゃる方にもご参加を進めていただければと思います。 #いずれもチケットはまだあります。

今回は、比較的スケジュールに余裕がある(はずな)ので、ぜひ滞在中にご連絡をお待ちしております。

それでは、行ってきます(@KIX)

P.S. 当然ながら、発表資料はまだ完成しておりませぬ :)